岩波ドリームアートラボラトリーを訪問した心理カウンセラー伊藤ナラの体験談

催眠療法、ヒプノセラピーの体験記や表情恐怖症、笑顔恐怖症、鏡恐怖症、視線恐怖症、赤面症、対人恐怖症といった社会不安障害(神経症)の体験談。心理カウンセラー伊藤ナラのブログです
表情恐怖症、笑顔恐怖症、会食恐怖症を苦節7年ようやく治すことができました。
無意識から心の根底から原因を治していくことができる方法に出会えました。
それ以外で表情恐怖症・笑顔恐怖症や会食恐怖症から抜け出せる道は殆ど無いと思います。
同じ症状の方は幸せに生きるために一刻も早く解決を図って下さい。 自分の無意識に苦しめられなくなります。
大変お世話になった岩波英知先生のドリームアートラボラトリーのプログラム受講体験記も書いています。

タグ:暗示

催眠療法、ヒプノセラピーとは何か?



催眠療法(ヒプノセラピー)は、代替医療の一つです。

催眠状態に誘導され、そこで心理的、生理的に代替医療を行っていくものです。

その効果として、心身の回復、ストレス解消、緊張解放、不安や恐怖心、孤独感をおさえたり、心の中の葛藤や抑圧を抜く効果があるとされています。

心理カウンセリングでは話で終わり、本質的な解決に導けないのに対して、催眠状態では潜在意識に訴えかけることができるため、その効果ははかりしれないものがあります(という謳い文句です)。

認知の歪みの訂正や行動変化をもたらし、自己洞察(内観)をもたらすこともできるというものです。

ダイエット、美容、健康にも効果的とされてます。


でも実際の催眠療法の効果ってどうなの?



実際、催眠療法(ヒプノセラピー)を受けた効果は、人それぞれですがあまりないものだと思っていいと思います。

まず催眠療法の最大の重要点である催眠状態(変性意識状態)にかからないんですね。

上述したような催眠療法の効果はあくまで理想論だと思ってください。

カウンセリングや薬物療法では難しい潜在意識レベルから解決できるという夢のような代替医療と方法論に私はとても歓喜しました。

でも現実はほんとに幻滅させられました。

期待がすごかっただけに、催眠状態に入れない私自身を責め、落ち込んだものです。

でも、有名な催眠療法士のところに通ってもそれは変わりありませんでした。

そこに催眠療法の限界があると感じています。



東京、大阪…有名な催眠療法、ヒプノセラピーに通った経験



催眠療法では変性意識状態に誘導されなければ、高いお金を払う価値はありません。

変性意識状態になると潜在意識がコントロールできる状態になり、そこで悩まないための言葉をかけてもらいます(他者暗示)。

でも、変性意識状態になれないんですね。

だから他者暗示も結局カウンセラーにアドバイスを頂いている状態になります。

違うのはくつろいだ状態で目を閉じて話を聞いているだけ。

有名な東京や大阪での催眠療法士ですら、催眠状態や変性意識状態に導いてくれはしませんでした。

そして、何よりも催眠状態を遥かに超えるトランス状態がMAXに深まらない限り、暗示は潜在意識に入り込みません。

いくら有名な催眠療法士のところで年数をかけて通い続けても、最初の入口の変性意識状態にも浅くぐらいしかせいぜい入れない人も多いようですね。

それも催眠状態に入っていると言えるので(一応・・・)、催眠療法という代替医療としては成立しているのかもしれませんし、決して詐欺じゃありません。

ちゃんと催眠という施術をしてくれますから。

ですが、カウンセリングに毛の生えたようなことに結局なってしまうので、高いお金を払ってまで受けるのはどうかなと思います。


催眠術ショーはTV的な嘘



催眠術にかかって、催眠術師の暗示によって、ありえない行動をしてしまうTVショーを見たことがあると思います。

すごいな、ほんとかなと半信半疑ですが、あれは演出です。

実際に催眠に本当にかかっている人はほとんどいなくて、演技で上乗せしているだけです。

もちろん世の中には被暗示性がとても高い方もいるので、まったくの嘘というわけではないのですが、あれをそのまま額面通りに受け取らないほうがいいですよ。

世の中には本当に被暗示性が高くて、並の催眠術師でもコロッと催眠暗示にかかってしまう人がいますが、あれは特別な人です。

ああいう人は、座禅をしてても瞑想をしてても、勝手に自分で入り込んでしまって、神がかり的な、なにか悪霊に憑依された状態になってしまう人でもあります。

だから、催眠療法に通っていれば、ああいう深い催眠状態、トランス状態に入れるかななんて期待しないでください。

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催眠療法、ヒプノセラピーのレベルは高くないのが現実です


催眠療法、ヒプノセラピーのレベルは、プロがやっていると言っても、非常に低いものだと言わざるを得ません。

これは私が経験したばかりではなく、日本全国の(アメリカも)催眠療法に通った人から話を聞いても、一致した意見でした。

催眠状態? と思っても全然催眠にかかっていない現実


まず第一に催眠状態って何? この状態が催眠状態なのかな・・・と思った時点で、いくらプロに誘導されても、それは催眠状態じゃありません。

本当にすごい催眠状態は(それはもう催眠状態を超えていますが)、有無を言わさず、これはすごい!!!と思うしかない状態です。

このフワーッとした状態は催眠状態なのかな?と思う時点で、ただの意識がちょっと薄らいだ状態に過ぎません。

催眠状態じゃないのに、催眠状態に入っているという催眠術師


催眠療法士やセラピストはこう言うかもしれません。

今の状態が催眠状態ですよ、と。

ですが、とても深い催眠状態ではありませんし、浅い状態も催眠状態と言ったら、眠りに入る寸前の状態も催眠状態であるべきです。

そのレベルを私達は求めて高いお金を払って催眠療法を受けに来ているわけでもありません。

本当に深い深い催眠状態に入ったときにだけ心の悩みは解決する


第一、催眠状態ってどういう状態なのか言葉で説明できるわけもなく・・・

だから、催眠療法、ヒプノセラピーに通っても、本当に強くて深い変性意識の実感がない限り(それは尋常じゃない状態なので誰でも気づきます)、いくら回数を重ねても目的解決には難しいでしょう。

ちなみに、暗示にかかって腕が開く、手が動くという催眠術があります。

それは本当に動いたりするものですが、手が自分の意志に暗示の言葉で動いても、それも浅い催眠状態です。

ここにも騙されないでください。

催眠にかかったことは事実ですが、それで悩みが潜在意識から解決していく深さではありません。

浅い催眠状態でも、ほんの催眠の入り口に差し掛かっただけでも、手が動くなどの暗示はかかるものです。

そのメカニズムをプロ中のプロのI先生に聞いたところ、肩から腕が柔らかい人はかかりやすく、また腕が動く暗示にもテクニックがあるそうです。

つまり遊びの催眠術に過ぎず、それにかかったからと言って悩みが解決するわけではありません。


ヒプノセラピー、催眠療法で表情恐怖症を克服できず

ヒプノセラピー(催眠療法)の理想と現実のギャップ

ヒプノセラピーで無意識から表情恐怖症を治したい

私は自分でも治せない、カウンセリングでも治らない、本を読んでも無理ということで、表情恐怖症を何とか治そうと今度はヒプノセラピー(催眠療法)に通うことにしました。

お金は親が出してくれました。

東京の有名なヒプノセラピー(催眠療法)を受けに行った時の話です。

私はもう無意識の根底から解決するしか無いと思いました。

これだけ何をやっても治らないのだから。

有名なヒプノセラピーでも催眠状態に入れない

緊張しながら東京でヒプノセラピー(催眠療法)を受けてみましたが、催眠状態に入ることができませんでした。
 
親からお金を借りて、ヒプノセラピー(催眠療法)にすごく賭けていたので、そのときは本当にショックでした。
 
親に申し訳なく思い、また自分が情けなくなりました。

何回通っても同じことでした。

私は神経症が治らないものだと諦めなくてはいけないのかと落ち込みました。

対人恐怖症や表情恐怖症はもう治らないんだという絶望

何もやる気がおきず、何も考えられず、体が思い通りに動かなくなり、不眠症状態に陥りました。

結局何も変わりませんでした。

ヒプノセラピー(催眠療法)のレベルが非常に日本は低いことをその時は知らなかったですし、ほとんどが催眠状態にちょっと入ったら成功というレベルなので、私の神経症は何十年そこに通っても治らなかったと思います。

自律訓練法のテープをやったりもしましたが、他者催眠で効果がなかった私が、自律訓練法で神経症を治せるわけがありません。

私は一生表情恐怖に怯えて苦しんで生きなければならないのかと絶望しました。

死んだほうが本当にマシだと思いました。

一生表情恐怖症のままは嫌!!!

一生このままは嫌だ、何とかしたい、必死に他のヒプノセラピー(催眠療法)を探しました。

たまたま相性が良くなかったか、テレビに出ていた人とは言え大したことはないのだと思ったからです。

その時の流れで知ることになったのが岩波先生です。

催眠療法ではないのですが、岩波先生の無意識の根底から心を洗い出す能力はずば抜けていると知り、希望が芽生えてきました。

でも一抹の不安がありました。

私があれだけ期待を込めていたヒプノセラピー(催眠療法)が全然ダメだったからです。

他の人がかなりの確率でよくなっているのに、私だけまた駄目だったらどうしよう?

この不安は初回で吹き飛んでくれましたが、やっぱり心配でした。

本物って本当にいないものです

今から思うと、ヒプノセラピー、催眠療法をやっているところで本物の療法士はいないのではないかなって思います

もし対人恐怖症克服まで回り道をして時間や金銭を費やしてしまうのならば、最初から岩波先生のような本物の力を借りたほうが良いと思います。

岩波先生自身ももう別分野をガンガン仕掛けていくそうで、対人恐怖症や神経症の人を相手にしてくれなくなりそうです(もしくはより予約が取りにくくなるのかもしれません)。

年齢も世間では引退していい年に達していることからも、お早めの受講をおすすめします

対人恐怖症、表情恐怖症の克服を成し遂げられた話
 

全記事アーカイブ【表情恐怖症・笑顔恐怖症! 表情恐怖症から解放された私の記録】

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