催眠療法批判と催眠療法の可能性、ヒプノセラピーの問題点と効果

催眠療法やヒプノセラピーを受けている人、受けようとする人への注意点


催眠療法士やヒプノセラピストといった心理療法士の能力や実力、更にはこちらとの相性によって、効果が出るかどうかがはっきり別れます。

仮に運良く催眠状態に入り、変性意識状態の中でまどろんだとしても、なかなかどうして悩みを解決できる深さではないことが多いので、気をつけましょう。

本当の催眠状態に入ったときは、私も経験がありますが、「入ったかな、入っているのかな、入っていたらいいな、これが入っている状態なのかな?」と思っている時点で甘いです。

つまり、それは催眠状態じゃありません。

非日常的な意識的なズレは真の意味の催眠状態じゃありません

催眠療法やヒプノセラピーを受けているということは、すでに非日常状態に入り込んでいるので、ちょっとした意識のズレは起こりますが、ただそれだけのことです。

その中でウトウトしている状態は、催眠状態じゃありません。

とはいえ、催眠療法士やヒプノセラピストは、あなたは催眠にかかっているというに違いありませんが。

それは嘘ではありません。

しかし、私達の求める催眠状態とはもっと別格の深いものであり、悩みが解決できる次元のものでなければ、催眠にかかっているとは言えないんです。

催眠状態はウトウトっとした状態も催眠状態だという解釈もあり、施術者たちは偽っているわけではありませんが、あまりに志が低いと思います。


本当の催眠状態、変性意識状態はやばいぐらいにすごくて、非常に感動します

本当の催眠状態は、やばいぐらいにすごくて、脳がとてもダイナミックで混乱していて、感情と感覚がむき出しになっています。

あるいは、とても静寂の中、永遠に落ち込んでいくような中、無に近い感覚です。

それでも、心の中では凄さを体験し続けます。

つまり静的な状態でも、すごくやばいぐらいの凄さを感じ続けています。

だから、催眠状態の定義を変えるべきだと思います。

もしくは催眠状態では心の深い悩みを解決することはできないという定義です。

催眠療法は心理療法の一種と入っても、浅いレベルの悩みしか対処できないと私は思います。


催眠療法、ヒプノセラピーに効果を感じない人たちの共通点

また催眠療法、ヒプノセラピーに合わない人たちがいます。

それは何を隠そう、心に重い悩みを抱えている人たちです。

彼ら、彼女らは、これまでずっと悩みに耐えてきて、守り続けてきました。

死にたい思いを我慢して、何とか治ろうと努力して、それでも難しいから、耐え続けてきました。

だから防衛本能がとんでもなく高まっています。

私もそうでしたが、顕在意識や思いとは別で、深い意識のところで人の心を許すことができません。

楽になりたいと誰よりも強く願っていながら、防衛本能を壊すぐらいなら、楽になりたくないと思ってしまっているんです。

我慢してきたものを壊してしまったら、それこそこれまで我慢してきた自分を否定して、自分がなくなってしまうのではないかと恐れてしまいます。

だから、催眠療法士がいくら優秀で、ラポールという信頼関係がしっかりしていても、自分で催眠状態に無意識で歯止めをかけてしまうんですね。

催眠療法士がメンタルブロックを外そうと暗示をかけても、受け付けないぐらい強力な防衛本能です。

そして、常に不安に苛まれて生きてきた人は、私もそうでしたが、雑念だらけです。

なぜかというと、必死で自分を守るために、防衛本能とは別で、様々な知恵を駆使して、不安をいかに避けるか、きついを思いをしないようにするかばかり考え抜いています。

だから、それが雑念になり、脳みそを空っぽにすることができません。

考えていないと崩壊するという不安があるからです。

いくら考えても、不安や緊張は決して消せないのですが、考えないでいることのほうがきつくて不安でたまりません。

これも催眠療法士から見たら、やりにくいお客でしょう。


何よりも被術者も、雑念や防衛本能によって、催眠状態にもなれないのだから、お金が勿体無いだけです。

催眠療法士にとっても、お金と時間を支払って受ける被術者にとっても、とても不幸な関係です。


催眠療法士は自称。お金が勿体無いので能力をすぐに見分け見切りをつけましょう

そもそも能力のない催眠療法士やヒプノセラピストは、論外です。

レベルが低い人は本当にレベルが低いです。

だから、最初からすごさも催眠状態にも入れないのならば、受けないほうがいいと思います。

徐々に非暗示性は通っていれば高まっていくことは事実だと思いますけど、だからといって、悩み解決レベルの深い催眠状態にはなれないと思います。


とはいっても催眠療法、ヒプノセラピーの方向性は正しいと思います

でも、催眠療法、ヒプノセラピーという方向性は、心の中の問題を解決するのにとてもいい方向性だと思います。

やっぱりカウンセリングで悩みが解決しないものは、潜在意識や無意識から解決するしかないと私は経験から思います。

だから、催眠療法に通おうと思ったのならば、本当に深い誰もがすごい、やばい、なんだこれは!とびっくりするぐらいの催眠状態を味あわせてくれる施術者の元に通うべきです。

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世の中は本当にすごい達人がいますし、私はその人に会って、社会不安障害の症状を潜在意識のレベルから解決して、今では普通に暮らすことができています。

悩んで良かったと今では思えるぐらい、拾い物もありましたが、それも克服できたからこそですね。

催眠療法の限界を知ることは大事です。

そして、これまでの催眠療法なんてちっぽけに思えるような能力者の誘導で、本物の潜在意識体験をしてほしいと思います。

初っ端から瞬間的に、ありえない深い「催眠状態」に入れますよ。

その時、私が言っていることの意味が、体感からわかるはずです。

催眠療法に幻滅を感じている方は、決して諦める必要はありません。

希望を持ってください!!

表情恐怖症克服のために努力したこと