催眠療法、ヒプノセラピーとは何か?



催眠療法(ヒプノセラピー)は、代替医療の一つです。

催眠状態に誘導され、そこで心理的、生理的に代替医療を行っていくものです。

その効果として、心身の回復、ストレス解消、緊張解放、不安や恐怖心、孤独感をおさえたり、心の中の葛藤や抑圧を抜く効果があるとされています。

心理カウンセリングでは話で終わり、本質的な解決に導けないのに対して、催眠状態では潜在意識に訴えかけることができるため、その効果ははかりしれないものがあります(という謳い文句です)。

認知の歪みの訂正や行動変化をもたらし、自己洞察(内観)をもたらすこともできるというものです。

ダイエット、美容、健康にも効果的とされてます。


でも実際の催眠療法の効果ってどうなの?



実際、催眠療法(ヒプノセラピー)を受けた効果は、人それぞれですがあまりないものだと思っていいと思います。

まず催眠療法の最大の重要点である催眠状態(変性意識状態)にかからないんですね。

上述したような催眠療法の効果はあくまで理想論だと思ってください。

カウンセリングや薬物療法では難しい潜在意識レベルから解決できるという夢のような代替医療と方法論に私はとても歓喜しました。

でも現実はほんとに幻滅させられました。

期待がすごかっただけに、催眠状態に入れない私自身を責め、落ち込んだものです。

でも、有名な催眠療法士のところに通ってもそれは変わりありませんでした。

そこに催眠療法の限界があると感じています。



東京、大阪…有名な催眠療法、ヒプノセラピーに通った経験



催眠療法では変性意識状態に誘導されなければ、高いお金を払う価値はありません。

変性意識状態になると潜在意識がコントロールできる状態になり、そこで悩まないための言葉をかけてもらいます(他者暗示)。

でも、変性意識状態になれないんですね。

だから他者暗示も結局カウンセラーにアドバイスを頂いている状態になります。

違うのはくつろいだ状態で目を閉じて話を聞いているだけ。

有名な東京や大阪での催眠療法士ですら、催眠状態や変性意識状態に導いてくれはしませんでした。

そして、何よりも催眠状態を遥かに超えるトランス状態がMAXに深まらない限り、暗示は潜在意識に入り込みません。

いくら有名な催眠療法士のところで年数をかけて通い続けても、最初の入口の変性意識状態にも浅くぐらいしかせいぜい入れない人も多いようですね。

それも催眠状態に入っていると言えるので(一応・・・)、催眠療法という代替医療としては成立しているのかもしれませんし、決して詐欺じゃありません。

ちゃんと催眠という施術をしてくれますから。

ですが、カウンセリングに毛の生えたようなことに結局なってしまうので、高いお金を払ってまで受けるのはどうかなと思います。


催眠術ショーはTV的な嘘



催眠術にかかって、催眠術師の暗示によって、ありえない行動をしてしまうTVショーを見たことがあると思います。

すごいな、ほんとかなと半信半疑ですが、あれは演出です。

実際に催眠に本当にかかっている人はほとんどいなくて、演技で上乗せしているだけです。

もちろん世の中には被暗示性がとても高い方もいるので、まったくの嘘というわけではないのですが、あれをそのまま額面通りに受け取らないほうがいいですよ。

世の中には本当に被暗示性が高くて、並の催眠術師でもコロッと催眠暗示にかかってしまう人がいますが、あれは特別な人です。

ああいう人は、座禅をしてても瞑想をしてても、勝手に自分で入り込んでしまって、神がかり的な、なにか悪霊に憑依された状態になってしまう人でもあります。

だから、催眠療法に通っていれば、ああいう深い催眠状態、トランス状態に入れるかななんて期待しないでください。