岩波ドリームアートラボラトリーを訪問した心理カウンセラー伊藤ナラの体験談

催眠療法、ヒプノセラピーの体験記や表情恐怖症、笑顔恐怖症、鏡恐怖症、視線恐怖症、赤面症、対人恐怖症といった社会不安障害(神経症)の体験談。心理カウンセラー伊藤ナラのブログです
表情恐怖症、笑顔恐怖症、会食恐怖症を苦節7年ようやく治すことができました。
無意識から心の根底から原因を治していくことができる方法に出会えました。
それ以外で表情恐怖症・笑顔恐怖症や会食恐怖症から抜け出せる道は殆ど無いと思います。
同じ症状の方は幸せに生きるために一刻も早く解決を図って下さい。 自分の無意識に苦しめられなくなります。
大変お世話になった岩波英知先生のドリームアートラボラトリーのプログラム受講体験記も書いています。

Juni 2018

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表情コンプレックスから鏡恐怖症と写真恐怖症へ悪化

私は自分の表情にコンプレックスを持っていて、意識をして鏡を見て笑顔を作っても、引きつった笑顔しか作れず、鏡を見ることが大の苦手でした。

たくさん鏡を見て、自分の笑顔や表情について研究をしましたが、写真に写った私の顔を見ると、本当におぞましく感じてコンプレックスがひどくなりました。

だから、写真恐怖症でもありましたし、鏡に映る自分も嫌で、鏡恐怖症でもありました。

朝や夜に洗面台でお化粧やメイク落としをする時は、なるべく自分の顔に視線の焦点を合わせないでやっていました。

これは意識してしまうと、ますます鏡を見ることが苦手になります。

鏡と向き合う時はいつも重苦しかったです。

自由じゃない、つねにどんよりとした変な意識がかかって、息苦しかったです。


鏡恐怖症と写真恐怖症の関連性

写真もそうです。

いびつな歪んだ引きつった笑顔しかできず、笑顔じゃなくても表情が非常に難く、神経質そうな怯えた顔の私が写真に写っていると、もう誰にも見られたくなくて、私自身も絶対に見たくなくて、ホント苦手でした。

写真恐怖症の人はおそらく鏡恐怖症なところもあると思いますし、その逆もそうでしょうね。

なぜあんなに自然な笑顔で写真に取られることができるんだろう????

鏡に映った自分の顔を、何のショックも受けず、ありのまま受け入れている人達を見ると、私はどうして鏡が苦手なんだろう、もっと表情が自然にできないんだろうと悔しかったです。

この悔しさって、鏡を見るたびに思い返されますし、写真の時もそうですし、自分の表情恐怖、笑顔恐怖、そして鏡恐怖や写真恐怖が憎たらしく、呪わしくてたまりませんでした。

この反動で落ち込んで、何もしたくなるし、ひきこもって一生暮らしたかったです。


なんにも考えずに今を楽しめる幸福

これは根本的な自信のなさに起因しています。

自分の表情、顔、写真写りに自信を持っていれば、どんなに人生は楽しかったでしょうか。

やっとその楽しい段階に現段階は入っていますし、コンプレックスもなくなっていきましたが、当時の私は、街に出たらショーウィンドに写った自分を見て、冴えない表情に落ち込んだり、お店のお手洗いの鏡に映る自分の姿に「これが本当の私か…」と一々落ち込んでいました。


中国や韓国あたりから日本に来ている観光客は、よくセルフィー(自撮り)をしていますが、本当に羨ましいと当時の私は思っていました。

あんまりおきれいじゃない、写真写りも悪そうな人たちも、楽しくセルフィーをしていますよね。

あの無邪気さ、いい意味でなんにも考えていないで写真をとれる性格は、本当に見習わなければならないところが多いです。

写真恐怖症や鏡恐怖症だった当時の私では、あとで写真を見返すのも嫌でしたし、他の人に私の顔を見られることも本当にやめてほしかったです。

もし「ちょっと表情固いんじゃない?」と言われたら、ショックで立ち直れなかったです。

何度も言われたらもっともっとコンプレックスをこじらせて、どん底のうつ状態になっていたかもしれません。


鏡恐怖と写真恐怖の原因

鏡恐怖症、写真恐怖症は、結局自分の中での問題です。

自分が嫌だと思うから嫌で、自分で作り出したコンプレックスです。

自分の思い込み、自分の固定観念、自分の歪んだ認識でしかありません。

悩んでいた当時は、どうしても受け入れられず、嫌悪感と恐怖心と緊張しかありませんでしたし、自分でそれを強めてしまっていたのでした。

結局は自分の目です、心です、脳です。

完全に誤認識を犯しています。

いわゆる神経症の症状なので、歪んだ思い込みを変える必要がありました。

だから、催眠療法やヒプノセラピーをたくさん受けたのも、自分の思い込みを潜在意識から変えなければならないと気づいていたからです。

何でも考え方が変わると、心が楽になります。

鏡に映る自分、写真に写る自分の解釈が変わらないと、ますます劣等感を感じるだけになります。


鏡恐怖症、写真恐怖症、表情恐怖症が改善していった経緯

でも、潜在意識から『この顔でもいい、この表情でもいい』と心から受け入れることができたら、神が恐怖症も写真恐怖症も改善していきます。

自分を許せるし、受け入れられるし、これでいいと思えるようになると、嫌悪感や緊張感が静まっていきました。

気持ちに余裕が生まれて、神経過敏も治まっていきましたし、「こんな自分でもまあいいかな、今さら変えられないし」という心境の変化が生まれていきました。

そうなるともっと楽に生きられて、表情も和らいでいきます。

写真写りも、笑顔にちゃんと写る表情の作り方を、恩人の岩波先生に教わり、いい写真がとれた時から写真恐怖症もなくなっていきました。

写真恐怖症は写真の撮られ方を研究するだけでも全然違ってきますよ!


潜在意識での思い込みは変えることができる。そうなれば楽になる

自分のマイナスの思い込みに気づくこと、自分で自分を追い詰めて生きづらくしている潜在意識のトラブルを認識することが大事です。

どんな問題も恐怖症も自分が作り出しているだけです。

自分の認識が変われば、世界はバラ色になれます。

潜在意識にはそれを許さない思考が確立されていますので、悪い思い込みを作り出している原因があるはずです。

自分が嫌いになる経験値が潜在意識に刻み込まれていますので、悪いエネルギーを鎮めるしかありません。

心の傷やトラウマのエネルギーは非常に手強いです。

私はトランス状態に入り、潜在意識のマイナスのエネルギー(抑圧)を解放させていき、認識の歪みも治すことができました。

そして、自分自身を受け入れ、今では好きになることができました。

潜在意識を変えれば、人は変われます。

やっと私は変わることができました。

いつの間にか鏡恐怖症も写真恐怖症も治っていましたよ。


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催眠療法、ヒプノセラピーのレベルは高くないのが現実です


催眠療法、ヒプノセラピーのレベルは、プロがやっていると言っても、非常に低いものだと言わざるを得ません。

これは私が経験したばかりではなく、日本全国の(アメリカも)催眠療法に通った人から話を聞いても、一致した意見でした。

催眠状態? と思っても全然催眠にかかっていない現実


まず第一に催眠状態って何? この状態が催眠状態なのかな・・・と思った時点で、いくらプロに誘導されても、それは催眠状態じゃありません。

本当にすごい催眠状態は(それはもう催眠状態を超えていますが)、有無を言わさず、これはすごい!!!と思うしかない状態です。

このフワーッとした状態は催眠状態なのかな?と思う時点で、ただの意識がちょっと薄らいだ状態に過ぎません。

催眠状態じゃないのに、催眠状態に入っているという催眠術師


催眠療法士やセラピストはこう言うかもしれません。

今の状態が催眠状態ですよ、と。

ですが、とても深い催眠状態ではありませんし、浅い状態も催眠状態と言ったら、眠りに入る寸前の状態も催眠状態であるべきです。

そのレベルを私達は求めて高いお金を払って催眠療法を受けに来ているわけでもありません。

本当に深い深い催眠状態に入ったときにだけ心の悩みは解決する


第一、催眠状態ってどういう状態なのか言葉で説明できるわけもなく・・・

だから、催眠療法、ヒプノセラピーに通っても、本当に強くて深い変性意識の実感がない限り(それは尋常じゃない状態なので誰でも気づきます)、いくら回数を重ねても目的解決には難しいでしょう。

ちなみに、暗示にかかって腕が開く、手が動くという催眠術があります。

それは本当に動いたりするものですが、手が自分の意志に暗示の言葉で動いても、それも浅い催眠状態です。

ここにも騙されないでください。

催眠にかかったことは事実ですが、それで悩みが潜在意識から解決していく深さではありません。

浅い催眠状態でも、ほんの催眠の入り口に差し掛かっただけでも、手が動くなどの暗示はかかるものです。

そのメカニズムをプロ中のプロのI先生に聞いたところ、肩から腕が柔らかい人はかかりやすく、また腕が動く暗示にもテクニックがあるそうです。

つまり遊びの催眠術に過ぎず、それにかかったからと言って悩みが解決するわけではありません。


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